Mr.Children REFLECTION

曖昧さ回避 この項目では、2015年のMr.Childrenが出演する映画について説明しています。同年のMr.Childrenのアルバムについては「REFLECTION (Mr.Childrenのアルバム)」をご覧ください。
Mr.Children REFLECTION
監督 稲垣哲朗
製作 稲垣哲朗
Mr.Children
SUNNY
製作総指揮 稲垣哲朗
出演者 Mr.Children
SUNNY
主題歌 『Reflection』[1]
配給 日活
公開 2015年2月7日
上映時間 109分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
前作Mr.Children / Split The Difference
次作 『Mr.Children「GIFT for you」』
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Mr.Children REFLECTION』(ミスター・チルドレン・リフレクション)は、2015年2月7日に公開された日本のバンド・Mr.Childrenのライブ・ドキュメンタリー映画

概要

2014年9月17日から10月9日にかけて開催したファンクラブ会員限定ツアー『Mr.Children FATHER & MOTHER 21周年ファンクラブツアー』を撮影し、メンバーのインタビューも交えて映画化したものであり、体裁はフィルムコンサートに近いものとなっている。桜井和寿は「実際にファンクラブツアーを観に来てもらえたのは一部の人達でしょうし、この機会により多くの人達に、ライヴの時の客席がそうだったように、初々しい気持ちで僕らの新しい音に触れてもらえたら嬉しいです。なので、あまり“映画”という捉え方はしてなくて、むしろ『映画館で僕らのライヴを観てもらえたら…』くらいの感覚」とコメントしている[2]。ライブ映像は、ツアー最終日の10月9日に行われたZepp Sappro公演を収録。撮影は4Kカメラにて行われている。

セットリストは公開当時において未発表の新曲を中心に構成されている。これについて桜井は「まったく知らない音楽、聴いたことない音楽なんだけど、すごく心が動く、感動する、みたいなことも出来たら」「CDをリリースして、そのあとツアーに行くというのがルーティンになっている中で、『他のことってないのかなぁ』ということも考えて、そのモヤモヤを解消出来るアイデアとして、アルバムが出来る前に未発表曲メインのツアーをやる、というのを思いついた」と語っている[3]。披露された未発表の新曲はすべて後にリリースされたアルバム『REFLECTION』に収録された。

また、このツアーよりキーボードに8年ぶりにSUNNYが復帰している。メンバー4人のみで演奏されている楽曲もある。

○がついている曲はライブの時点で未発表の楽曲、□がついている楽曲は映画公開時点で未発表の楽曲。

  1. Everything (It's you)
  2. 旅人
  3. 名もなき詩
  4. Melody
  5. FIGHT CLUB
  6. 斜陽
  7. 蜘蛛の糸
  8. I Can Make It
  9. 放たれる
  10. 花 -Mémento-Mori-
  11. 進化論
  12. 足音 〜Be Strong
  13. 幻聴
  14. 口笛
  15. 未完
  16. 独り言


2015年12月16日に発売された映像作品『Mr.Children REFLECTION {Live & Film}』に、本映画が収録された。

公開時期

映画の基となるMr.Childrenのファンクラブ限定ツアー『Mr.Children FATHER & MOTHER 21周年ファンクラブツアー』が2014年9月17日から10月9日に行われ、そのツアーの最中にメンバー4人の中では映画作品として劇場公開をするというアイディアが芽生える。

そこで、既に2015年3月14日から6月4日にかけて開催が決定していた新たなツアー『Mr.Children TOUR 2015 REFLECTION』までの間に、2015年2月7日から2月27日までの3週間限定として公開された[4]

公開前日となる2015年2月6日には、TOHOシネマズ 六本木ヒルズで“前夜祭”が行われ、同劇場の全スクリーンにて先行上映が行われた[5]。また同日、同映画で披露される多数の新曲を収録した通算18枚目となるアルバム『REFLECTION』の発売が発表された[6]

さらに、TOHOシネマズ 六本木ヒルズ・TOHOシネマズ 梅田・TOHOシネマズ 名古屋ベイシティ・TOHOシネマズ 天神の4館で、5月30日から6月5日までの1週間限定でアンコール上映が行われた。これは、6月4日にアルバム『REFLECTION』が発売されることと、発売同日にさいたまスーパーアリーナ行われるライブツアー『Mr.Children TOUR 2015 REFLECTION』の最終公演が全国の映画館でライブビューイングされることにあわせて企画されたものである[7]

評価

2月7日2月8日の全国興行収入ランキングにおいて、初登場第8位にランクイン。上位の1位~7位の作品は、同週末に初日を迎えた『ミュータント・タートルズ』『チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密』など大規模公開の話題作や、『ベイマックス』『ANNIE/アニー』といった超大作が並び、これらの作品が300スクリーン~600スクリーンの公開規模のなか、100スクリーンに満たない公開規模の本作が全国興行収入ランキング内でスクリーンアベレージ1位の興行成績を記録した。また、TOHOシネマズ調べの週末ランキングでは『ベイマックス』『ミュータント・タートルズ』に続き、第3位にランクイン。さらに、ぴあ初日満足度ランキングでも1位を獲得し、鑑賞後の口コミも広がっている。公開前日にTOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われた前夜祭は、これまでに同会場をジャックして行われたイベントの中で最大の動員数を記録する大盛況となった。

タイトルの由来

同映画のタイトル、後に18枚目のアルバムにもなった『REFLECTION』のタイトルは、メンバーの田原健一によって命名された。その由来は、写真家の齋藤陽道がファンクラブ限定ツアーの際に撮影した写真にある。齋藤が撮影した写真の中に、ステージと客席の間に、緑色の光で構成されたモヤが映り込んでいるものがあった。これを見た田原は「僕らの発している音楽の何かと、お客さんが感じてくれている何かが、出会って反射し合うことで出来上がったものにも思えた」と感動し、“反射”から "REFLECTION" という言葉へ至ったという[8]

脚注

  1. ^ 映画『Mr.Children REFLECTION』パンフレット、2015年、32頁
  2. ^ 映画『Mr.Children REFLECTION』パンフレット、2015年、18頁
  3. ^ 映画『Mr.Children REFLECTION』パンフレット、2015年、17頁
  4. ^ “Mr.Children、未発表曲だらけのFC限定ツアーを映画化”. 音楽ナタリー (2014年12月11日). 2020年8月23日閲覧。
  5. ^ “Mr.Children映画を一足早く楽しむ“前夜祭”六本木で開催”. 音楽ナタリー (2015年1月23日). 2020年8月23日閲覧。
  6. ^ “Mr.Children、新アルバムはアリーナツアー最終日リリース”. 音楽ナタリー (2015年2月6日). 2020年8月23日閲覧。
  7. ^ “Mr.Children新曲満載のライブ映画、全国4館でアンコール上映”. 音楽ナタリー (2015年5月20日). 2020年8月23日閲覧。
  8. ^ 映画『Mr.Children REFLECTION』パンフレット、2015年、19頁

外部リンク

  • Mr.Children 公式サイト
  • 写真家 齋藤陽道 公式サイト
桜井和寿 - 田原健一 - 中川敬輔 - 鈴木英哉
シングル
CD
1990年代
92年

1. 君がいた夏 - 2. 抱きしめたい

93年

3.Replay - 4.CROSS ROAD

94年
95年
96年
97年

13. Everything (It's you)

98年
99年

16. 光の射す方へ - 17. I'LL BE

2000年代
00年

18. 口笛 - 19. NOT FOUND

01年

20. 優しい歌 - 21. youthful days

02年

22. 君が好き - 23. Any - 24. HERO

03年
04年

26. Sign

05年
06年

28. 箒星 - 29. しるし

07年

30. フェイク - 31. 旅立ちの唄

08年

32. GIFT - 33. HANABI

09年

-

2010年代
10年

-

11年

-

12年
13年

-

14年
15年

-

16年

-

17年

36. ヒカリノアトリエ - 37. himawari

18年

-

19年

-

2020年代
20年
21年

-

22年

-

23年

-

24年

-

コラボレーション
配信限定
  1. 花の匂い
  2. fanfare
  3. かぞえうた
  4. hypnosis
  5. REM
  6. 放たれる
  7. here comes my love
  8. turn over?
  9. 永遠
  10. 記憶の旅人
アルバム
CD
オリジナル
  1. EVERYTHING
  2. Kind of Love
  3. Versus
  4. Atomic Heart
  5. 深海
  6. BOLERO
  7. DISCOVERY
  8. 1/42
  9. Q
  10. IT'S A WONDERFUL WORLD
  11. シフクノオト
  12. I ♥ U
  13. HOME
  14. B-SIDE
  15. SUPERMARKET FANTASY
  16. SENSE
  17. [(an imitation) blood orange]
  18. REFLECTION
  19. 重力と呼吸
  20. SOUNDTRACKS
  21. miss you
ベスト
企画盤
配信限定
映像作品
ライブ
  1. regress or progress '96-'97 tour final IN TOKYO DOME
  2. Mr.Children TOUR '99 DISCOVERY
  3. Mr.Children Concert Tour Q 2000〜2001
  4. Mr.Children CONCERT TOUR POPSAURUS 2001
  5. wonederful world on DEC 21
  6. Mr.Children Tour 2004 シフクノオト
  7. MR.CHILDREN DOME TOUR 2005 "I ♥ U" 〜FINAL IN TOKYO DOME〜
  8. Mr.Children HOME TOUR 2007
  9. Mr.Children HOME TOUR 2007 -in the field-
  10. Mr.Children Tour 2009 〜終末のコンフィデンスソングス〜
  11. Mr.Children DOME TOUR 2009 SUPERMARKET FANTASY IN TOKYO DOME
  12. Mr.Children Tour 2011 SENSE
  13. Mr.Children STADIUM TOUR 2011 SENSE -in the field-
  14. MR.CHILDREN TOUR POPSAURUS 2012
  15. Mr.Children [(an imitation) blood orange] Tour
  16. Mr.Children REFLECTION {Live & Film}
  17. Mr.Children Stadium Tour 2015 未完
  18. Mr.Children DOME & STADIUM TOUR 2017 Thanksgiving 25
  19. Mr.Children Tour 2018-19 重力と呼吸
  20. Mr.Children Dome Tour 2019 Against All GRAVITY
  21. Mr.Children 30th Anniversary Tour 半世紀へのエントランス
ドキュメンタリー
ミュージック・ビデオ
  1. music clips ALIVE
  2. Mr.Children DOME & STADIUM TOUR 2017 Thanksgiving 25
映画
  1. 【es】 Mr.Children in FILM
  2. Mr.Children / Split The Difference
  3. Mr.Children REFLECTION
  4. Mr.Children「GIFT for you」
書籍
  1. 【es】 Mr. Children in 370 DAYS
  2. Mr.Children 詩集 優しい歌
  3. Mr.Children全曲詩集 『Your Song』
  4. Mr.Children 道標の歌
  5. 歌々の棲家 named Mr.Children
関連項目
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