岐阜藩

岐阜藩(ぎふはん)は、美濃国(現在の岐阜県岐阜市)に存在した。藩庁は岐阜城石高は13万3千石。

藩史

天正20年(1592年)に織田信長の嫡孫秀信が、豊臣秀吉の計らいによって13万石で入ることで立藩した。ただし、織田家豊臣家の家臣であるため、幕藩体制下における藩主家ではない。岐阜は信長の時代から天下布武の重要な拠点であったが、本拠地を安土に移すとその重要性も薄れていった。しかし、依然織田家の重要拠点として機能していた。

関ヶ原の戦い前哨戦で城主の秀信が西軍に与したため、岐阜城は破却されることになった。その後、奥平信昌加納城を築城し、その完成と共に岐阜藩は廃藩となった。

歴代藩主

織田家

13万3千石→廃藩

氏名 院号 官位 在職期間 享年 出身家
1 織田秀信 大善院 正三位従三位
中納言
天正20年 - 慶長5年
1592年 - 1600年
26 織田弾正忠家
大政奉還から廃藩置県までの間に存在した
慶応3年(1867年)旧暦10月 - 明治4年(1871年)旧暦7月
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関連項目
藩庁の置かれた地域を基準に分類しているが、他の地方に移転している藩もある。順番は『三百藩戊辰戦争事典』による。
明治期の変更: ★=新設、●=廃止、○=移転・改称、▲=任知藩事前に本藩に併合。()内は移転・改称・併合後の藩名。()のないものは県に編入。