出羽街道

曖昧さ回避 この項目では、現在の村上市と鶴岡市を結ぶ道について説明しています。
  • 現在の仙台市と酒田市を結ぶ街道については「出羽仙台街道」をご覧ください。
堀切峠

出羽街道(でわかいどう)は、越後国村上(現在の新潟県村上市)と出羽国鶴岡(現在の山形県鶴岡市)を結ぶ道のりの通称である。

概要

1645年正保2年)の『越後国絵図』によれば、村上城下の札の辻(現村上市大町交差点付近)を起点とし、内陸を北上して出羽国の鶴ヶ岡城下に至る道であるとされ、起点から国境の堀切峠までは総距離10里10町53間とある[1]

並行して海側には浜通り(北陸道、北国街道、出羽街道浜通り、羽州浜街道など様々な名称がある)が走っているため、区別して出羽街道山通り[2][3]と呼ばれることもある。

宿場

小俣宿

主なものを掲載。

  • 猿沢宿(現・村上市猿沢) - 現在も旧街道の両側に5間ほどの地割で家が立ち並び、水路が残っている[1]
  • 塩野宿(現・村上市塩野町) - 米沢藩代官所が置かれた[1]
  • 中村宿(現・村上市北中) - 松尾芭蕉がここで宿をとったと言われる[1]
  • 小俣宿(現・村上市小俣) - 戊辰戦争により大きな被害を受けたが、その後再建された家々に屋号看板が掲げられている[4]

主な峠

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c d e 風致維持向上計画、pp.162-163
  2. ^ 佐藤・岡崎(2006)
  3. ^ 渡邉(2016)
  4. ^ 小俣宿 - 村上市観光協会.2019年4月17日閲覧。

参考文献

  • “村上市歴史的風致維持向上計画”. 村上市 (2020年3月). 2020年5月11日閲覧。
  • 佐藤憲明、岡崎篤行 (2006-12). “新潟県岩船郡における歴史的建造物群の残存状況と外観特性 一下越地方の街道沿いを対象として(その1)一”. 日本建築学会計画系論文集第610号 pp.141-146. https://hdl.handle.net/10191/18256. 
  • 渡邉 篤史 (2016-02). “新潟県下越地方における歴史的建造物群の残存状況と外観特性 -町屋を中心とした町並みに着目して-”. 新潟大学 学位論文. https://hdl.handle.net/10191/41872. 

関連項目

  • 街道
  • 北陸道(北国街道、出羽街道浜通り)・羽州浜街道 - 並行して海側を走る街道。
  • 国道7号 - 村上から北中までの大部分において街道と重なるようにして走る。
  • 日本国 (山)

外部リンク

  • 出羽街道 - 村上市
  • 出羽街道(小俣~大沢) - 村上市観光協会
  • 観光パンフレット - 村上市観光協会
    • 出羽街道ガイドMAP (PDF)
  • 出羽街道ウォーキングマップ - 新潟県村上地域振興局 企画振興部
  • 塩野町地域まちづくり協議会:塩野町地域のお宝箇所情報 - 村上市
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