スオウ
この項目では、植物について説明しています。イラストレーターについては「スオウ (イラストレーター)」をご覧ください。 |
「蘇芳」はこの項目へ転送されています。色については「蘇芳色」をご覧ください。 |
スオウ | |||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
分類(APG III) | |||||||||||||||||||||||||||
| |||||||||||||||||||||||||||
学名 | |||||||||||||||||||||||||||
Biancaea sappan (L.) Tod. | |||||||||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||||||||
スオウ(蘇芳、蘇方、蘇枋) | |||||||||||||||||||||||||||
英名 | |||||||||||||||||||||||||||
sappanwood / sapanwood |
ウィキメディア・コモンズには、スオウに関連するカテゴリがあります。
ウィキスピーシーズにスオウに関する情報があります。
スオウ(蘇芳、蘇方、蘇枋)は、マメ科ジャケツイバラ亜科の小高木。インド、マレー諸島原産。
名称
種小名 sappan 、英名 sappan (wood) は、マレー語の sapang に由来する。漢名・和名(歴史的仮名遣いではスハウ、拼音: sūfāng)も同じ系統の言葉である。
心材は蘇木(ソボク、スボク)と呼ばれる。
特徴
心材や莢からは赤色の染料ブラジリンが取れ、その色は蘇芳色と呼ばれる。
飛鳥時代から輸入され、公家の衣服に使用された。
漢方薬として駆瘀血,通経,鎮痛,抗炎症薬,産後悪阻,閉経,腹痛,月経不調,癰痛,打撲傷などに用いる。
別種
似た名の種にハナズオウがあるが、あまり近縁ではない[1]。ハナズオウは春先に咲く花を鑑賞する目的で栽培される花木であり、染料は採らない。
脚注
[脚注の使い方]
- ^ “Phylogenetic Relationships in the Caesalpinioideae (Leguminosae) as Inferred from Chloroplast trnL Intron Sequences”, Systematic Botany 26 (3): 487-514, (2001)