ジャワ海溝

オーストラリアプレートユーラシアプレートの下に沈み込み、その部分がジャワ海溝となっている。このプレートの沈み込みによって、過去幾度も地震を起こしている。

ジャワ海溝(ジャワかいこう、: Java Trench)とは、広義ではアンダマン・ニコバル諸島の西沿岸から、スマトラ島ジャワ島小スンダ列島タニンバル諸島の南西沿岸を経由して、カイ諸島南東沿岸に至る長さ約7,000kmの海溝スンダ海溝(スンダかいこう、: Sunda Trench)ともいう。

狭義のジャワ海溝は、上記のうち、スンダ海峡沿岸からスンバ島沿岸までを指す。また、上記のうち、アンダマン・ニコバル諸島沿岸の部分をアンダマン海溝、スマトラ島沿岸の部分をスマトラ海溝、スンバ島沿岸以東をティモールトラフとも言われる。

スンダ海溝は沈み込み帯のdeformation frontであり、北側のユーラシアプレートの下に、南側のインド・オーストラリアプレートが沈み込んでいる収束型境界である。

南西側に凸の弓なりの配置をしている。最深部は水深7,725 mで[1]、ジョグジャカルタの南320 km付近にある。

ユーラシアプレートスンダプレートおよびビルマプレート)とインド・オーストラリアプレートの境界であり、インド・オーストラリアプレートがユーラシアプレート下に潜り込んでいる。

地震

2004年のスマトラ島沖地震はジャワ海溝北端部を震源としている。この地震を契機に、ジャワ海溝付近では大きな地震が頻発している。

  • ロンボク島地震 (2018年8月5日)

脚注

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  1. ^ Nazri, M.; Halif, A. (2005). “The physics of tsunami: basic understanding of the Indian Ocean disaster”. American Journal of Applied Sciences 2 (8): 1187-1192. https://doi.org/10.3844/ajassp.2005.1188.1193 2017年12月26日閲覧。. 

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