アゾフ連隊

曖昧さ回避 アンドリー・ビレツキー大佐が指揮官を務める、「第3独立強襲旅団(旧称SSOアゾフ連隊)」とは異なります。
第12特務旅団アゾフ
創設 2014年5月5日
所属政体  ウクライナ
所属組織 ウクライナ国家親衛隊
部隊編制単位 旅団
兵科 国家憲兵
兵種/任務/特性 治安部隊
人員 900 - 1,500人[1]
所在地 ドネツィク州マリウポリ
愛称 アゾフ
メン・イン・ブラック
彩色 青と金
上級単位 第12特務旅団(2014年 - 2023年)
→東部作戦地域司令部(2023年 - 現在)
主な戦歴

ドンバス戦争(義勇軍として)

国家警備隊として

2022年ロシアのウクライナ侵攻

指揮官 デニス・プロコペンコ中佐
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アゾフ連隊の義勇兵

第12特務旅団アゾフ[2](だい12とくむりょだんアゾフ、ウクライナ語: 12-та бригада спеціального призначення «Азов»)、アゾフ旅団ウクライナ語: Бригада НГУ «Азов»)、または単にアゾフは、ウクライナ国家親衛隊旅団で、アゾフ海沿岸のマリウポリを拠点とする[3][4]

2023年に旅団に拡充される以前のアゾフ連隊ウクライナ語: Полк Азов)は通称で、ウクライナ国家親衛隊での正式な部隊名は、東部作戦地域司令部第12特務旅団隷下のアゾフ特殊作戦分遣隊ウクライナ語: Окремий загін спеціального призначення «Азов»)だった[5]

2014年ウクライナでの親ロシア派騒乱で親ロシア派に対抗するため発足した[3]ゼレンスキー大統領の政治支援を行っているウクライナ・オリガルヒユダヤ人イーホル・コロモイスキーもアゾフ大隊にも資金提供したとみられている[6]。同年5月の創設当初は義勇兵部隊であったものの、ドンバス戦争で対親露派・分離主義者の戦闘で名をあげ[7]、ドンバス危機以降の11月からは国家親衛隊として機能するようになり[8]、2014年11月11日のウクライナ内務大臣アルセン・アバコフの署名によってアゾフ大隊は正式にウクライナ国家親衛隊に編入された[9][10]

概要

FCサポーターとしての前身

アゾフ連隊の歴史は、ハルキウのサッカークラブFCメタリスト・ハルキウウルトラス(熱狂的なサポーターグループ)として1982年に設立された「Sect 82」にまで遡る。またこの団体は設立当初から少なくとも2013年9月まではロシア連邦のFCスパルタク・モスクワのウルトラスと同盟を組んでおり、友好関係を築いていた。両グループはスタンドやウルトラクラブ間の「戦い」でお互いを支え合った。スパルタクスのウルトラスの中でも特に過激派グループのシュコラに近かった。最後にこの協力関係が確認されたのは2013年9月15日で、この日、スパルタクのウルトラスが、ハルキウのメタリストと、キーウのダイナモのファンの間の戦いに参加し、メタリスト側に加勢した。

親ロシア派騒乱での志願兵

アゾフ連隊設立の背景には、2014年2月から4月にかけてハルキウでも激化していた2014年ウクライナでの親ロシア派騒乱がある[11]。騒乱の際、ハルキウ州庁舎ビルを巡り、親ロシア派とウクライナ政府支持側が争っていた際。ユーロマイダン側の国家支持の勢力として、Sect82メンバーを中心とする、地元側の自警団として機能した「東部中隊」が結成された。東部中隊が出現したと同時に、アゾフ大隊のバックボーンはアンドリー・ビレツキーの周りに形成された。その後、構成員の制服の色から「Black Men」と呼ばれた。

この組織はアルセン・アバコフ内務大臣と当時のドネツク知事のセルヒ・タルタの支持を得てすぐに内務省の一部のボランティアの警察大隊となり、その地域で戦争が発生した場合にハルキウを保護する役割を課された。アルセン・アバコフ内務大臣は、集団を「ハリコフの黒百人組」と呼んだ。ハルキウでは戦争は起こらなかったため、「東部中隊」はドンバスに行き、志願兵は2014年6月にマリウポリの解放に参加し、イロヴァイスクとシロキノの戦いに参加した。

アゾフ連隊は、その中核となったグループのほぼ発足当初から、2014年3月にドネツィク地方行政の長となった実業家セルヒイ・タルタによって支援された。アバコフ内務大臣の指示で、アンドレイ・ビレツキーとヴァディム・トロイアに面会したタルタ知事は、自身の生まれ故郷のマリウポリに適当な拠点を作る事を約束し、その前にアゾフをキーウ近くのノヴィ・ペトリヴツィにある国家警備隊の訓練場に送り、ジョージア軍退役軍人の教官の元、ここでアゾフは最初の訓練を開始した[12]

支援者の中には、2014年3月から2015年3月までドニプロペトロウシク州知事を務め、オルガルヒでもあるイーホル・コロモイスキーも含まれているとの声もある[13][14][15]。実際、コロモイスキーはドニプロペトロウシク州知事の時代には、2014年4月、ロシア側が支援する東部の武装勢力の捕獲に懸賞金を掛け、武器の引き渡しに対しても報奨金を出しており[16]、ウクライナでの2014年の親ロシア派騒乱への対応として、2014年4月に自州に「ドニプロ-1」特別任務パトロール警察大隊として最初に設立、この他にこの時、アイダール大隊、アゾフ大隊、ドニプロ1、ドニプロ2、ドンバス大隊の各部隊にも資金提供したとみられている。

警察大隊として

2014年4月、アルセン・アバコフ内務大臣は、 ウクライナでの親ロシア派騒乱を受けて特別警察大隊を創設するよう命令を出し、5月にアゾフ大隊はそれを受けて発足した特別パトロール警察大隊(ボランティア大隊)うちの一つとなった。

アゾフ大隊などの特別パトロール警察大隊は、ウクライナやロシアなど旧ソ連圏に多いミリツィア(民警、「ミリシア」の項目の「ミリツィア」の解説を参照)に近い組織と目され、特に英国メディアでは、National Militiaと表現される事も多かった[17][18]

ウクライナ国家親衛隊への編入

2014年11月以降はウクライナ国内軍を改編して創設されたウクライナ国家親衛隊の東部作戦地域司令部(本部ハルキウ)の第12特務旅団(本部マリウポリ)隷下のアゾフ特殊作戦分遣隊(通称アゾフ連隊)となっている。その作戦行動と訓練は東部作戦地域司令部12特務旅団長の指揮下にある。連隊の兵士は政府から給料や戦闘用車両と戦車などの装備が支給されており[19]、内務大臣の指令の元、ウクライナ陸軍とともに、ロシア軍や分離独立派との戦闘に参加している。

2022年ロシアによるウクライナ侵攻

2022年のウクライナ侵攻では、ロシア側が「特別軍事作戦」を行う目的として掲げるウクライナの「非ナチ化」の口実としている[20][21]。捕虜となったロシア兵からは、ロシア当局から「黒い制服を着た奴はナチス」と言われていたなどの証言が得られている[22]

ウクライナ国家親衛隊の東部作戦地域司令部第12特務旅団アゾフ特殊作戦分遣隊として戦闘に参加、ウクライナ軍の他、「カストゥーシュ・カリノーウスキ大隊」など、ウクライナ領土防衛部隊外国人軍団に参加した外国人義勇兵とも連携している[23]

2022年3月14日に主要メンバーの一人であるミコラ・クラフチェンコがマリウポリで戦死した[24][25]。3月16日にはロシア軍将官としては4人目の戦死者となるオレグ・ミチャエフ少将を殺害したと発表している[26]

「マリウポリの戦い (2022年)」および「アゾフスタリ製鉄所#2022年ロシアのウクライナ侵攻」も参照

同年2月24日、緊急で工場を停止したアゾフスタリ製鉄所に侵入したロシアの破壊工作員が従業員に発砲し、ウクライナ軍に逮捕された[27]。以降、ウクライナ軍とともに製鉄所に留まり、地下通路に避難した従業員やマリウポリ市民とともにロシア軍に包囲された。国連赤十字国際委員会(ICRC)の仲介と支援によって民間人の避難が行われた後、5月16日に降伏し、バスでドネツク人民共和国に移送された。捕虜はロシア軍によって非人道的な扱いを受けているが、特にアゾフのメンバーは扱いが酷く虐待の他にも虚偽の罪を自白させられるなどしている[28]。捕虜の実態について内部告発者からグラグ・ネットに情報が寄せられている。

同年6月29日、ロシアとウクライナ間で捕虜交換が行われ、ロシアの捕虜になっていた144人のウクライナ兵士が戻った。うち半数近くがアゾフ連隊の所属であった。ほとんどは銃弾や砲弾、爆発による負傷をしており、重症者であるため、すぐに前線に戻る可能性は低いと報じられている[29]

同年9月1日、アゾフスタリ製鉄所で捕虜となり、捕虜交換でウクライナ側に戻ってきた隊員3人のインタビューがザ・インサイダーに掲載された。3人によると、製鉄所で戦闘任務を続けられる隊員はほとんどいなかった。兵士の死亡率は40~80%と推定している者がいるほか、少なくともアゾフ連隊では3人に1人が死亡したとしている者もいる。戦闘での死傷者以外に、少なくとも5人が自殺している。また1週間ノンストップでのハードワークでよく眠れず、アドレナリンが出ている状態で動き続け、体調が悪化して死亡する者もいた。身体に負荷をかけすぎた結果であるという。アゾフスタリからは、安定した治療を必要とする重傷者、すでに安定した歩行困難な負傷者、軽症者、生き残った者たちと指揮官たちと4つにグループ分けしてノボアゾフスクに運ばれたと話している。

マリウポリが壊滅したことについて「恥ずかしくないのか?」と口々に言ってきたドネツク人民共和国(DNR)の兵士に、「なぜ、恥ずかしくなければならないのか?自分の街を守ったから?私はマリウポリ出身だが、私が自滅していたとでもいうのか」と自らがマリウポリの住民であることを説明した。DNRの兵士たちはロシアが街を地球上から消したことを理解しており、以降、何も言わなくなった。DNRのマスコミは「ロシアを滅ぼす」「ナチス」の画を撮りに訪れたが、マリウポリの住民であることをありのままに話す以外にはなく、彼らには「私たちの連隊では、兵士の6〜7割がロシア語を話しているのに、ロシア語を話す人たちを侵害していると言うのですか」と言ったという。DNRのマスコミは、ファシスト・ナチスであるという話にすり替えようとしても何ら立証できなかった。

DNR当局は捕虜交換に影響するとも言って、連隊の司令官たちについての不利な証言を要求した。民間人を殺害したことを自白するよう求めてきたが「武装していない人に発砲することは決してない」と主張したという。

またDNRの兵士たちの言葉から察するに、彼らはDNRとルガンスク人民共和国(LNR)の国境を守ってくれることをロシア軍に期待していたようであると話している。しかしロシア軍の答えは「私たちには独自のタスクがあります。ドネツクを確保するという目標はありません。別の方向性があります」といったものであった[30][31]

「フランシスコ (ローマ教皇)#2022年ロシアのウクライナ侵攻に際して」も参照

同月22日、ロシア兵56人(兵士55人とヴィクトル・メドヴェドチュク)とウクライナ兵ら215人が交換されたことが公表された[32]トルコサウジアラビアの仲介により、ウクライナ兵205人と戦闘に加わった外国人10人が解放された。アゾフスタリ製鉄所で投降したアゾフ大隊の司令官5人が含まれており、この5人についてはロシアとの交戦が終わるまでウクライナに帰還せずにトルコに留まることが条件であるという[33]。この内の1人は通称「レディス」という人物とされる[28]

捕虜交換には、水面下でバチカンが尽力したことが分かっている。

2023年6月14日時点ではマリウポリ陥落後の生存者と捕虜交換で戻ったメンバーは600人~700人ほどとされ、補充のために新兵を募集した[28]。開放された捕虜の1人でレディスの部下だったアナトリー・イエホロフは復帰してキーウで新兵教育を行っている[28]

2023年1月、部隊増強に伴い、第12特務旅団アゾフに改編され、第12特務旅団の旅団番号を継承し、アゾフ連隊自体が第12特務旅団となった[34]

問題行動

2022年2月27日、アゾフ連隊の兵士とされる人物がの脂肪を弾丸に塗りながら、「親愛なるイスラム教徒の兄弟たち、私たちの国では、あなたは天国に行かないだろう。あなたは天国に入ることが許されない。家に帰ってください。」などと述べる動画がウクライナ国家親衛隊のTwitter公式アカウントに投稿され、非難を浴びた[35]国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)は、豚肉食のタブーとするイスラム教徒への差別、並びにネオナチ賞賛だとして批判している[36]

歴代司令官・構成員

初代司令官は、アンドリー・ビレツキー(2014年5月から10月)[37]。イーホル・ミハイレンコとマクシム・ゾリンが司令官を務めた[38]後、2017年3月からの司令官はデニス・プロコペンコ(英語版)。2022年4月時点では、マリウポリのアゾフスタリ製鉄所での抗戦を指揮する司令官はマクシム・ゾリン[39]である。

連隊のメンバーはドンバス地域を中心とした、ウクライナ東部のロシア語話者達によって構成されている[40]。これらウクライナ東部地域は現在親ロシア派の「ドネツク人民共和国」や「ルガンスク人民共和国」の支配地域となっている地域もあり、当地の反分離独立派、親ウクライナ政府支持者からも人員を集めている[41]。ただし、現在はキーウなどウクライナ西部の住民も紛争の激化から多く参加している。多くの者がマリウポリに暮らし結婚しているマリウポリ市民であるという[42]

外国人戦闘員の募集と誘致を行なっているともされる。デイリー・テレグラフによると、ブラジルイタリアイギリスフランス米国ギリシャスカンジナビア半島スペインスロバキアチェコ、そしてロシアの人々を含む外国人メンバーがおり、約50人のロシア国民がアゾフ連隊のメンバーとなっている[43]

編制

2023年6月14日時点で兵力規模は7000人、内6300人はマリウポリ陥落後に募集した新兵とされる[28]

  • 旅団司令部(マリウポリ
  • 第1特務大隊
  • 第2特務大隊
  • 戦車大隊
  • 野戦砲中隊
  • 偵察中隊
  • 警備中隊
  • 工兵中隊
  • 修理中隊
  • 補給中隊
  • 通信小隊
  • CBRNE防護小隊
  • 教育大隊

装備

当初から装備の多くはウクライナ政府軍と同じであり、その大部分は自動小銃AK-74であるが、中にはIMI タボールやウクライナの国内軍需産業であるRPC Fort社製の銃器、豊和M1500といった西側諸国の武器も見られていた。また、以前はFASTヘルメット、イギリスやドイツの軍服が使用される場合もあった。ウクライナ国家親衛隊に統合されて以降は、ウクライナ政府から装備の提供を受けている。

義勇兵時代には黒い制服で活動しており、ウクライナ軍の軍服を着用するようになってからも、ロシア側では「黒い制服」がイメージとして残っている[22]

社会活動

キーウで募金活動を行うなど、ウクライナ国内で社会的福祉事業にも従事している[44]。最近では、子供達やティーンエイジャーを含め、「愛国教育プロジェクト」の一環としてC14と共にブートキャンプを実施している[45]。キャンプについては欧米のメディアに公開・密着取材が許されており、各メディアのYouTubeチャンネルでもその様子が確認できる[46]。2022年2月には、戦時下のマリウポリで市民に銃の扱いなどを講習したと報じられている[47][48]

アゾフ連隊は公に外国人排斥を主張しているわけではないとされる他、「自分達はネオナチではない」と主張しているとされる[49]。また、ユダヤ系ウクライナ人のヴィタリー・チェルボネンコは「ウクライナで反ユダヤ主義が拡大しているという主張は非常に誇張されている」と述べている[50]

過激主義への批判と反論

2019年にニュージーランドで発生した「クライストチャーチモスク銃乱射事件」や米国カルフォルニア州の極右団体の事件など2020年3月時点までに関与を疑われた事件は複数あり、複数のメディアからも白人至上主義との関わり合いを疑う報道が出ているが、2022年4月29日時点では、それらの白人至上主義者の犯罪に対してアゾフが具体的に関与し、それを支援したことを立証出来た事件は一件もない[51]

  • 2015年3月10日の『USAトゥデイ』の記事によれば、記者のインタビューに対して、アゾフ連隊の新兵訓練係のアレックス軍曹を名乗る人物が自分をナチスだと認め、彼の苦楽を共にした戦友のうち、たかだか半分以下しかナチスでないと笑いながら答えた。名誉毀損防止同盟は、アレックスと名乗ったこの人物はネオナチが流用することもある古代北欧のシンボルミョルニル」を描いたワッペンをつけていたとしている。一方で、アレックスは大戦中のドイツのようにウクライナの強力なリーダーシップを支持しているが、ユダヤ人に対するナチスの大量虐殺に反対していると述べ、また少数派は平和で特権を要求しない限り容認されるべきであり、裕福なオリガルヒの財産は奪われ国有化されるべきであると述べた。アゾフ連隊のスポークスマンであるアンドリー・ディアチェンコはアレックスの発言を受け、メンバーの僅か10%から20%がナチスであると述べ、「アレックスがナチスであることは知っているが、それは彼の個人的なイデオロギーであり、アゾフの公式イデオロギーとは無関係である。」「彼は優れた訓練軍曹であり、戦術と武器のスキルの優れたインストラクターだ。」と述べた。また、副司令官であるオレグ・オドノロジェンコは「アレックスはグループの代弁者ではなく旅団の立場と解釈されるような発言をする権利はない。規律を欠く行為には厳罰を科す。」と述べた[52]
  • 同年6月22日、日本の『産経新聞』は、アゾフは外国人排斥を主張しているわけではないと報じた[53]
  • 2018年10月、米国バージニア州シャーロッツビルでの2017年8月の集会を含むいくつかの集会で暴力を振るったして、カリフォルニア州の白人至上主義の右翼団体のメンバーとアゾフ大隊のメンバーとの関連が報じられた。宣誓供述書によれば、事件の容疑者とされたRobert RundoとRundoが設立したアメリカの極右RiseAbove Movement(RAM)の3人のメンバーらは暴力を振るうように扇動し、共謀した罪で起訴された[54][55]。2018年10月、この事件を担当した、この時点で10か月の経験を持つFBI特別捜査官のスコット・ビアワースは、「アゾフがRAMの軍事訓練を施し、彼らの過激化を助けた」と申し立てた。根拠として、Rundoが経営しているRight Brand ClothingのInstagramページに、東ヨーロッパのファシスト、ネオナチシーンの第一人者であるオレーナ・セメンヤカ(es:Olena Semenyaka)と、2018年夏にドイツで開かれたネオナチ組織が主宰するフェスティバルに参加し講演した時に面会したとみられる写真を挙げた。セメヤカは、当時、他のウクライナの極右政党とアゾフ大隊の創始者ビレツキーが退役後に共同で設立した、極右政党ナショナル・コー(国家軍団)の国際部門の責任者を務めており、ビアワース捜査官のこの申し立てにおいて、「現在、ウクライナ国家親衛隊の一員であるアゾフ大隊は、ネオナチの象徴主義とイデオロギーで知られており、米国を拠点とする白人至上主義組織の訓練と過激化に参加している。」とした[56][57]。しかし、Bierwirthは、アゾフ連隊がRAMのメンバーに軍事的訓練を提供したという彼の主張を裏付ける、更なる証拠を提示されないまま、2019年6月、米国地方裁判所の裁判官は、Rundoとその仲間に対する連邦告発を却下する判決を下した[55]
  • 日本の公安調査庁は『国際テロリズム要覧2021』において、極右過激主義者の脅威の高まりと国際的なつながりの項目でアゾフ大隊について言及した。公安調査庁は白人至上主義の過激派の動向を分析したThe Sofan Center(TSC)の報告書[58]を元に、『2014年,ウクライナの親ロシア派武装勢力が,東部・ドンバスの占領を開始したことを受け,「ウクライナの愛国者」を自称するネオナチ組織が「アゾフ大隊」なる部隊を結成した。同部隊は,欧米出身者を中心に白人至上主義やネオナチ思想を有する外国人戦闘員を勧誘したとされ,同部隊を含めウクライナ紛争に参加した欧米出身者は約2,000人とされる』と記述していた[59](後に誤解を招く記述だったとして削除された)。
    • 国家公安調査庁がアゾフ大隊の記述をした際に参考文献として挙げていたレポートを書いたThe Sofan Groupの代表アリ・ソーファン(Ali Sofan)は、2020年の『ニューヨーク・タイムズ』の記事までは、他国や米国の白人至上主義者の犯罪者との関わりを強く主張していたが、2021年1月7日付の『TIME』誌の記事でアゾフ連隊について、過去6年間に50か国から17,000人以上の外国人戦闘員がウクライナにやってきたと推定したが、その大多数は極右イデオロギーとの明らかなつながりを持っていないとした。
    • ロシアのウクライナ侵攻開始後の2022年4月8日、日本の公安調査庁は「近時、一部において、公安調査庁が『アゾフ連隊』をネオナチ組織と認めている旨の事実と異なる情報が拡散されている状況が見受けられるが、このような誤った情報が拡散されていることは誠に遺憾」とし、「これは『国際テロリズム要覧2021』の『ネオナチ組織がアゾフ大隊を結成した』等の記載を根拠にするようですが、そもそも、『国際テロリズム要覧』は、内外の各種報道、研究機関等が公表する報告書等から収集した公開情報を取りまとめたものであって、公安調査庁の独自の評価を加えたものではなく、当該記載についても、公安調査庁が「アゾフ大隊」をネオナチ組織と認めたものではありません。ついては、上記のような事実と異なる情報が拡散されることを防ぐため、当庁HP上の「国際テロリズム要覧2021」から上記の記載を削除することとした」と発表した[60]

国連人権高等弁務官事務所による報告

OHCHRからはこれらの人権侵害行動は東部武装勢力側でもほぼ同様同等に起こしている事が報告されていて、アゾフだけを特筆してあげる言説や開戦の理由として挙げる言説は単なる陰謀論の印象操作に過ぎない。

[脚注の使い方]

出典

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  2. ^ アゾフ旅団 ミリタリー・ランド
  3. ^ a b 「アゾフ大隊とは/親露派に対抗義勇兵らが組織」『読売新聞』朝刊2022年4月28日(国際面)
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関連項目

外部リンク

ウィキメディア・コモンズには、アゾフ連隊に関連するカテゴリがあります。
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